ぐにゃぐにゃトポロジー

日記。タイトルは本文と関係ありません。

真ん中の日だからなんなんだ

 

今日は、昼の12時に待ち合わせをした。

 

 

待ち合わせ時刻を決めたのは私だった。

それ以上キリの良い時間はないように思えた。

 

 

今日は2013年のちょうど真ん中の日で、水曜日だ。

水曜日は週の真ん中の日だ。

それで、もうすぐ一日の真ん中の時間になる。

そんなことを考えながら友達のAくんを待ちました。

 

 

ここで人生に役立つ忠告です。

待ち合わせ時間に理由など持たせてはいけません!

 

 

仕事以外では時間にルーズな私が、人の遅刻に腹を立てることはそうありません。

 

でも今日はどうしても12時ちょうどに行動を始めたかった。

12時ちょうどじゃないとダメだった。だってそこが真ん中だから。

 

ただそれだけの理由だけどそのことがその時は大切なことに思えたのだ。

 

時計の長針が1200分を過ぎた時、Aは待ち合わせ場所に到着していなかった。

長針が傾くほどに、同じだけ私の機嫌も傾いた。

 

ほんの少し遅れて来ただけだったのに、怒られたA

怒った私が言うのもなんですが、本当に不運だと思いました。

 

だって私と同じことを考えているAではないから。

待ち合わせの時刻に理由があるとは考えていなかっただろうから。

そのことすらがっかりしたのもまた事実で、

もしも真ん中だって指摘してくれたら惚れるのにと思った。

 

 

日が暮れて、ピザを食べている時。

Aジブリ映画「風立ちぬ」のポスター談議を終えた後に

「今日さ、会ったときのテンション低かったよね?」という疑問を投げかけてきた。

まさか機嫌が悪いとは思わなかったようで元気がないので心配になったのだという。

なんて優しい。

 

 

「真ん中じゃなくなったから」

 

 

明らかな説明不足ってこういうことを言うのだろうけど、

でも説明したくはないんだよなといつも思う。

 

すぐに言わなきゃよかった黙っていてもよかったのになんで声に出しちゃったんだろうと後悔した。会話が明らかにストップしてしまって時間よ戻れと願った。

 

 

時間は戻らない。

 

 

 

無言を分け入って、注文したケーキが運ばれてきた。

 

ケーキには刺す所が3本に分かれたフォークが付いてきた。

 

始めに配られたフォークは刺す所が4つに分かれたものだった。

 

「どうでもいい話していいですか」

 

「ぜひどうぞ」

 

 

 

 

時間は戻らない。ならもう進むしかない。

 

 

 

 

「・・・奇数ってさ、真ん中があるよね」

 

二つのフォークを手に取って

この世でいちばんどうでもいい話を私は始めた。

 

 

「今年はうるう年じゃないから1年は365日。

365は奇数だから真ん中の日が存在するということになる。

その真ん中の日は、72日、今日なの。

 

1週間は7日。

7も奇数だから曜日にも真ん中の曜日があるということ。

 カレンダーで言うと真ん中は水曜日。今日は水曜日。

 

1日は24時間。

24は偶数だけど真ん中の時間は12時。

だから今日は12時に待ち合わせをと。」

 

 

精一杯だった。だからなんだと一蹴されるようなことを気にする人間の話なんて聞くだけ無駄なのに、こんな話を聞かせて無駄な時間を過ごさせてるようでいたたまれなかった。

 

 

ちなみにだが、

この話を隣の席の男女が明らかに盗み聞きしており、

隣で堂々と話題にし始め大変気まずい思いをした。

話題にするなら私達か、もしくは自分達が店を出てからにするべきだ。

 

 

この話を受けたAの返しは

「待って、なんで24は偶数なのに真ん中があるの?」でした。

 

いい奴すぎる。

 

「そりゃあ、24時間が本当は偶数じゃないからですよ」

 

「あー、なるほどね。新一はコナンだけどコナンは新一じゃないのと一緒だね。」

 

「全然違います。紙に書いて説明します。」

 

1週間は 1,2,3,4,5,6,7

 

24時間は 0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24

 

1日は0時から始まるから「1~24」のほかに「0」も数える。

合わせて「25」個の数字になる。「25」の真ん中の数が「12」。

 

「あー、なるほどね。事件を解決したのは小五郎だけどコナンでコナンだけど小五郎みたいなことだね。」

 

「もうそれでいいです。」

 

 

 

こんなどうでもいいことを話せる友達はそういない。

Aの思いに報えるよう、生きねば。

風立ちぬ」のポスター話を聞いてそう思いました。

 

 

 

 

 

おしまい